
高校時代まで周りとの距離を保ちながら接し、人生に面白みを感じられなかった。幼い頃から人を笑わせること、
色んな人たちの関係性を円滑にする事、場の空気を保つ事、周りの期待に応える事、、、
全てが苦痛でしんどかった。
それは周りの友人、知り合いだけでなく、親族・家族でも同じような感覚に襲われていて、
自分の心が休まる時間や物事というのはほとんど無かった。
物心がついてからの約15年間。心の底から笑ったり、
心の底からの涙を誰かと接する事で得た事が無かったような気がする。
そんな状況で生き続けた高校2年生の秋、ある一つの作品に出逢う。
その一つの作品とは「ファイナルファンタジー」という有名なゲーム。
クリアをするまでに、何度も何度もボロボロと涙を流し、たかがゲームに数十回も心の底からの涙と嗚咽が漏れる。
それまで本気で涙を流した事なんて、曾祖父が亡くなった時くらいだった。物語に引き寄せられ、
ゲームではなく一つの映画を見続けている様だった。暗雲立ち込める人生を生きていた自分の目の前に、
理想とする生き方、考え方の主人公を見つけ目の前がパッと開けた。頭の中が、人生が、
とても楽なってバラ色に感じられた。その後から人生と世界が急激に変わり始める。
まるで自分の『心のスイッチが入った』かのように。「自分がなりたかったのはこういう人間だ。
こういう生き方をすれば良い。簡単なことだ」と浮かれている時にハッとして気付く。
もしかすると、、、自分と同じように長い間「苦しんでいる人」「悩み続けている人」
「誰にも助けてもらえない人」はこの世界に沢山いるんじゃないかともう
『その瞬間』が来たときには自分の夢は決まっていたのかもしれない。
単純に、そんな人たちを助けてあげたい。少しでも良いから楽にしてあげたい。
楽になって余裕が出来た人の周りにもそれが及んで、もっとたくさん幸せな人たちを増やしていきたい。
そう思うようになっていた。人が涙を流すとき、そこには必ず前向きな力が働く。意識的にも無意識的にも。
必ずスッキリして次に進める力がある。そんな瞬間。
『心のスイッチが入る』瞬間を多くの人に提供していきたい。そう思って500万人泣かせるという
途方も無い夢に向って動き出した。
あの日、自分の心と決めた約束。
絶対自分を諦めない
その言葉を胸に秘めて。


