2009.04.24屋久島にて

旅は道連れ世は情け

今日のphoto
写真フレーム

この出会いが運のつき?屋久杉はアルバムで。

突然に起こる事は、誰も予期できないものなのか


寝不足から始まった、この日。運命?の出会いを果たす。
いざ、もののけの森へ!という事で、朝に支度をしていたら、若い男の子が横に。同じユースホステルに泊まっていたらしい男の子に旅の概要を話したら、興味を持ってくれた。なので早速そのユースホステルの前でパシャリ。彼らの車のナンバーを見たら東京の品川!スゲェな君達と思って聞いたら、東京から鹿児島まで車を15時間飛ばして、そこから船を使って辿り着いたとの事。屋久島を堪能したら今度は九州なども遊んでまわって帰ると。若いって元気があるなぁと関心(笑)自分も負けてられない。「それじゃあ、また縁があれば」と挨拶をして別れた。

僕達はその後、レンタカーを借りて、白谷雲水峡(もののけの森)を目指す。山のうねる道を30分程上がっていった標高1000mくらい?登山口の入り口へ到着。するとユースで出会った青年2人がいる。これも何かの縁だなと、今度は一緒にパシャリ。白谷雲水峡にはルートが別れる所があるので、「それじゃあ、また」と挨拶をしてそれぞれの旅を楽しむ。

1993年12月に世界自然遺産として登録された屋久島。この森には樹齢1000年以上の屋久杉が自生している。有名な女流作家の林芙美子氏が、その著書「浮雲」のなかで「ひと月に35日雨が降る」と言った一言や「日本がある島」というコピーからイメージさせる通りの所だった。目指す「もののけ姫」のモデルとなった場所に行くまでも幾つも杉の匂い、みたこともない杉の大木、湿度やマイナスイオン、ずっと聞こえるせせらぎの音があり、感動のしっぱなしだった。似た景色がずっと続くけれどそれが嫌ではない。写真から伝わらりきらないだろうというのが悔やまれる。
屋久島の山には観光(ツアーで登ってる人多数)の人が沢山いて、色々と撮影ボランティアをやりながらズンズンと目的地まで登っていった。標高が高いこと、道が意外に険しい事でかなり疲れたけれどやっぱりいい出会いは沢山あった。※皆さん、写真ウェブアルバムから適当に取ってくださいね。そこで休憩がてら座ったところで話をしていると、もののけの森はもうこ辺り一帯だと教えてもらう。ココってメインが無いから適当なとこで引き返さないとしんどいですよとガイドが言ってたらしい。
「え?」と相方と顔を見合すが、相方はまだメインのモノを撮れてない!という事だったので、とにかくまだまだ奥に進むことに。進んでも進んでも何も無いので、引き返そうか迷っていたときに「太鼓岩」という所が絶景だという情報を入手!これは行くしかないと進むが、まだ長い、、、。すると「太鼓岩」まで、250m(超急な登り)の前に休憩できる場所が。

一息ついていると、見たことのある2人が、、、。これだけ会うのは縁があるなってことで一緒に一気に上を目指す!何の修行だ!?と思うような道を登っていくと、目の前が一気に開ける!!大きな岩が少し突き出ていて、その上に乗ると屋久島の山を、森を、景色を一望できる。強く吹く風が、汗をかきながら登った熱い体に心地よい!下を覗くと、落ちたら、まぁ、危ないな(笑)って感じ。あまりの絶景と気持ちよさに、ワイワイと長い時間いた。自分はたった24年しか生きていないけれど、今までの人生の中で見た景色で、No.1だった。また、何度だって来たいし、色んな人に見せてあげたいと思った。
一緒に登った2人とは馬鹿な話などしながら五月蝿くしていて、そこに来る色んな人たちとも話した。この2人が本当に面白く、出来た来年から新社会人の青年で、一気に意気投合した。
勿論沢山人が来るので撮影ボランティアも行う。そこで何と衝撃的なことが!!旅の事をそこにいた女性二人に話したら、なんとカンパだと言って、お金を下さった!
「いや、受け取れないです」と言ったがその女性は強くそれを差し出してくれた。正直、驚いた。自分にお金が無いとはいえ、ただ好きな事をやっているだけ、借金をすることも、ひもじい思いをする事も承知の上。それなのに、、、そんな想いがありながらも、折角のご厚意なので、深い感謝とともに受け取り。自分のお金とは別の所に入れる。本当に困ったとき、もしくは何かの時にそれを使わせて頂こうと決めた。太鼓岩も十分に堪能したので、ユースの2人の青年と女性2人と相方の計6人でさっきの休憩所まで下る。女性達とはそこで別れ、残った男4人。ここからが大変だった。もう既に長いのでここからは出来るだけ省略して、書く事にしよう。

青年2人といると本当に楽しいので、是非この後も一緒に行こうというノリに。しかし、自分と相方はレンタカーの返却とともにフェリーで鹿児島(九州本土)に戻るつもりだったのでその旨を話す。青年2人の嬉しくもある執拗な勧誘。そして自分達もまだまだ屋久島を楽しみたい、知りたいという誘惑。
個人的に資金の問題、日程の問題など色々とあったけれど、旅は道連れ世は情けという言葉もある。もう一泊する事に決意。彼らは屋久島の名所「縄文杉」近くの小屋に泊まるとの事。そこで落ち合う約束をした。
相方と自分は3時間ほどかけて登った山を下りレンタカーを返し、再度登っていかなければならない。現在13時。屋久島の森は遭難者も多く、天候も変わりやすい為かなり危険なので陽の光のある19時までには小屋へ行かないと危険。青年達いわく、登る際、別ルートを辿ればかなり早く着くとの事。しかし、そのルートまでの足が無いので、彼らの車を借りる事に。「数時間前まで赤の他人に良いのか?」と思いながらもそこはお互いの衝撃的なフィーリングで普通な流れ?だった。
そうと決まれば早速それぞれ動く。下山途中、ガイドに「遭難する、山を舐めるな、絶対にやめろ、無理だ」と言われるがやってみなきゃわからんやろマインドの僕達は駆ける。登りの3分の1もかからず登山口の駐車場へ。汗はダクダク。相方と自分で2台の車を運転し、返却も早々に、別の登山口へ急ぐ。しかし、ほぼ何も食べずに動いていた自分達は何か入れないと危ないという事で目に付いたラーメン屋さんへ。

これがHIT!ご主人は同郷の関西出身。会話は弾むし、ラーメンがまた旨い!角煮デカイ!竹炭麺という黒い麺を使い斬新さ!詳しくは写真を見て欲しいが、屋久島に来たら是非「王龍」へ。

ホントはここで寝て疲れ癒したいなぁと相方と話しながらも、約束をしたのは破れない。一気に登山口に向かう。その距離50km以上。車でぶっ飛ばす。目的地が近くなり、人に聞くと登山口から小屋までどれだけ早く行っても、4時間かかると。現在17時。・・・駄目だ、俺たち遭難してしまうという事で断念する事に。車も借りているし何とか2人に連絡をしなければ。森の中なので電波が通じない。docomoは全く駄目。auは小屋から移動すると繋がる所があるといっていた。たまたま公衆電話があったのでそれにかけることに。しかし、繋がらず留守番電話。いけなくなった状況を伝え、ダムの横の登山口で車中泊をして待つと伝言を残す。しかし、これも彼らが聞けないとアウト。でも、信じるしかない。彼らならやってくれるはずだと。登山口に車を止め、エンジンを切り、寒さに備える(標高の高さなどあり気温がかなり下がる。しかもガソリンがかなり少ない状況の為)。陽が落ち街灯も無いので、本当の真っ暗闇に。獣と木々の揺れる音が聞こえ、激しい風雨が。かなり激しい風。雨は横殴り、かつバケツをひっくりかえしたような感じ。昼天気がよかったときのダムはカラカラだったのに、もうすでに激しい濁流へ変化していた。。。暗闇と寒さと尋常じゃない風雨、彼らの状況への不安に耐えながら、相方といつ会えるかも分らぬ2人の無事を祈りながらただひたすら待つ。夜中に、圏外にも関らず彼らが送ったメールが届いた奇跡に驚き目を覚ますと、「留守電聞きました。必ず下山します」とあった。
さて、どうなる事やら。。。

かなり長くなってしまったのと、現在午前5時15分の為、身体の事を考え続きはまた次の日記で。

◎撮影ボランティア:本日25名/旅でのトータル119名
◎代弁ボランティア:本日2名/旅でのトータル4名

【涙は心のスイッチ 米田真介】


↓下のウェブアルバムをクリックすれば写真の閲覧とダウンロードが出来ます。

2009_0424_鹿児島屋久島2