もしも自分なら、はじめて出会った人にどこまでの事が出来るだろう
やっぱり3時間くらいしか寝れないな~と思いながら目覚めた朝。相方と2人で始まった旅が、横を見ると数日前まで他人だった2人がいる。変な感じだな~と思いながら寝起きガラガラの声で「マッサージしてくれ~」と頼む。気前の良い年下は、結構素直にやってくれた。が、痛い!「これが効くんすよ!楽になったでしょ?」と嬉しそうにいうので、そんな感じは無かったが「う、うん・・・」と返事を返した。民宿を出るとき、ほんとにいい宿で良いお父さんだったので、また必ず泊まりに来る事を約束して皆で撮影した。もし、日記を見てる人で屋久島に行く事があれば是非訪れて下さい。
さぁ、今日はさすがに舟に乗り遅れられない。ほんとに資金が苦しくなっているのと旅の予定で。コインランドリーで昨日乾ききらなかったものを乾燥させ、その間お土産を買いに行く事に。当然自分は買わず(買えず(笑))に試食で土地の味をしりつつ腹を満たす。
ここで青年の1人が昨日から提案していた「皆で共通の物を買いましょう」を実行する。こんなに意気投合し、旅を道連れたのもの何かの縁。その繋がりを形として残しましょうと。Hな癖にお洒落な事を言うなぁ、と思いながら凄く素敵だと思っていた。そういう物には資金がどうのこうのは関係ない。それはとても大事な事なのでいくら高くとも迷わず買うことを決めていた。皆でやいのやいのやりながら購入して、写真をパシャリ。心の内側からじんわりと沸いてくる感情はなんとも言い難いものだった。
その後、フェリーで鹿児島へ。車を乗せれる船(青年達)と、ただの高速船(自分達)の二つがあり、妙案が浮かんだので提案すると、実行。チケットは共に2枚ずつあるので互いの相方をトレードして鹿児島へ向かう事になる。僕は当然酔うので時間の短い高速船に。自ずと相方は少し時間のかかる車と一緒の舟へ。青年も二手に分かれる。エロい2人は車つき船、まじめな2人は高速船(どこからか激しい突込みが聞こえてきそう 笑)。行きとは違い、相方ではない青年が横にいる。変な感じ。面白いなぁ、しっかり楽しもう!と思いながら15分後。僕は胃がひっくり返るくらい吐いていた。沖縄~鹿児島の時の船よりももの凄い揺れで、睡眠不足を差し引いても強敵だった。あんなに気分が悪くなり、冷や汗が止まらず、胃には何も無いのに何度もえづいたのは初めてのレベルだった。正直、裸になってお漏らしとかしても良いからこの酔いを何とかしてください神様と涙を流した位。裸やお漏らしの恥ずかしさなんて屁でも無いと思った。自分以外のところからも吐いている声が沢山聞こえていた。
何とか鹿児島本土に着き、少し到着は遅くなる残りの2人を待つ。お土産人気No.1の最中(食わず嫌い王とかキラキラアフロといったTVでも紹介されている)を食べたり、鹿児島の街をブラブラしながら待っていた。鹿児島の街はむちゃくちゃ栄えているし、都会だけど、噴煙の上がっている桜島がずっと見えている。少し歩けば港、海、島が見える。大阪の市内なので一応都会に住んでいる自分には、とっても新鮮だった。市内だと高いビルに展望台に登らないとそんなの見れへんからなぁ。
そうこうしてると2人から連絡が入り合流。しかし、4人揃って行動するのはここから数分間で終わり。僕は九州本土に入ったら1人になる事を決めていた。ぼんやりと話していたので他の3人も了承してくれた。相方とも別れるのは、相方の目的である宮崎県の高千穂という秘境を早く撮影する為と家庭的な事と装備を少し整える為大阪に一旦戻るとの事から。撮影ボランティアは1人でも出来るし、元々別行動をとる期間を設けることは考えていたからだ。
青年2人は、東京に向かいながら他にも色々と寄って遊んでいく。その途中に宮崎に寄るので、相方はそこまで乗せてもらう事に。別れ際まで、ウルサイ三人だった。この賑やかさや愉しさが無くなるのかと思うと悔悛の念もあったが、1人になれば別の楽しみもあるだろうし、気づくこと、感じること、頑張ることがあると思いすぐにワクワクした気持ちになった。
ここでたまたま出会った二人に感謝をしておきたい。2人のおかげで屋久島~鹿児島での三日間が凄く愉しいものになった。出会いの素晴らしさ、若さ、成長意欲、仲間、トラブル、皆で何かを味わう感覚、、、言い尽くせないくらい自分にとって良い思い出に、良い経験値になりました。特にありがたかったのは、2人のお陰で相方の考えや思っている事、人間性が新たに沢山見えてきたこと。自分と2人の時では決して話さない事やあえて冗談ではぐらかす所、言い難い事が君達を介する事で聴けたし理解も出来た。本当にありがとう。また、東京に行くときは必ず連絡するわ。これからも、どうぞ宜しくお願いいたします。
さて、気を引き締めて、これからどうしようと考え動き始めたのが18時。場所は鹿児島中央という駅。旅に出る前に、誰かさんに指宿(いぶすきと読みます)が良いよと言われていたので、そこに行こうと考える。距離は50km、車で1時間半と看板に書いている。歩いていけっかな。外寒いな今日。。。うむむ。。。鹿児島に着いた時点で実は資金はほぼ底をつきかけているのでなるべく少ない費用で行きたい。とにかく電車も確認してみる。930円くらい。うむむ。。。歩きで行くとどのくらいか改札近くのお土産屋の方に聞いてみる。そのお母さんは無茶するわねぇと言って、餃子を沢山食わせてくれた(笑)試食のだけでなく、タダで1箱頂く。そして、色々周りの人に聞き回って下さり一番良い方法を探して下さる。話していると息子さんと同い年らしく、共通点もあった。そのよしみで色々するのよと言ってくれたが、お母さんの人柄だと思う。たまたまそれが理由付けしやすかっただけで、何も無くてもきっと助けてくれただろう。心の底から感謝した。結果、やっぱり歩いていく事にした。宿などはどうとでもなるだろうと、お礼を言って別れとにかく動いた。
夜の鹿児島は暗い、、、都会と言ってもやはり大阪とは違い、15分もあるけば明かりが結構少なくなり道は暗かった。20kg近いバックを背負って歩いていると30分ほどで早くも限界が見えてきた(笑)しかし、なんの!と気合でまだまだ進む、しかしもう駄目だと腰を下ろして、ヒッチハイクをする事にした。悔しかったが、道路標識を見ると、どうやら10km程は歩いていた。時間は21時くらい。コンビニ前でヒッチハイクを開始。何故かこの日から異常に寒い。中々停まってくれずに(といっても10分もない)1人傷ついていると、一台の車が。駆け寄ると「目的地どこだ?どこでも連れてってやるよ」と熱いお言葉。お礼を言って乗り込んだ。無口で無愛想な感じで最初に入ったので気まずい、申し訳ない、それなのに、何で停まってくれたのだろうと考えていたが、それでも話していくと段々と、会話が増えていった。40前後のその男性は、高校の時にカブトムシを売って朝晩の2~3時間高収入を得ていたり、サラリーマンしたり、アメリカ行ったりして、今は自営で農業という面白い経歴を持った人だった。自分の家よりもさらに遠い指宿(いぶすき)まで連れてってくれ、尚且つラーメンと餃子まで奢ってくださった。しかも、宿は泊まらず野宿する予定ですっていったら、こんな寒いし今日は絶対どこかに泊まれ!と安い宿を沢山探してくれて、1,000円もカンパしてくれた。。。人の優しさってなんなんでしょうか。初めて会った変な男にここまで。。。結果ネットカフェがみつかりそこで今日は泊まる事に。
深々とお辞儀をして別れたその男性は、数日後に恋人のご両親にご挨拶に行くとの事。もうすぐ結婚が決まると。少し不安がっていたけれど、幸せな結婚とご家庭になる事を祈っています!
ネットカフェに入ったのは23時半。日記のアップを考えていたが、歯を磨いたり、洗濯したりしたら、どうやら疲れていたのか一気に眠ってしまった。人の温かさに感謝した一日だった。
◎撮影ボランティア:本日2名/旅でのトータル125名
◎代弁ボランティア:本日0名/旅でのトータル4名
【涙は心のスイッチ 米田真介】
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