2009.05.10熊本~長崎にて

出島と1000万ドルの夜景、長崎

今日のphoto
写真フレーム

長崎って、ギャップが激しい。畑と夜景。

往々にして使命ってのはそういうことらしい


本編前にまたまた皆さんにお礼。

手紙を出した方からお電話を頂いたり、旅でお会いした方、友人知人からのメッセージは本当に励みになります。全部は書ききれないですが、福迫さん、Stephane(ステファン)、知覧の旅人さん、日本一の畳屋さん、、、この場を借りて御礼申し上げます。


では、本編。

朝の八時半に熊本の市街地で待ち合わせ。二日前に乗せて下さったイケメンさんと。朝から爽やかに登場してくれる。本当にありがたいなぁと思いながら助手席へ座る。このドキドキは緊張なのか、はるな愛さん的なものなのか、、、。緊張と感謝のドキドキだったというのが判ったのはこの会話。世の男性諸君は良く聞いて欲しい。
「あの~、僕熊本に入ってからずっと気になってる事があるんですけど…熊本の女の人、、、可愛い人多くないですか??」彼の顔がほころぶ。「そうなんだよね」すぐにその通りと返事があった。彼は東京の人。転勤で熊本に来た人。2人で話したまとめはこんな感じ。『自分の好みの話になるけど、東京や大阪は人が多いから、そりゃあ100点満点に可愛い人や90点代の人も沢山いるが平均点を取るとそんなに高くない。しかし、熊本は100点は中々居ないにしても平均点がむちゃ高い』男ならではの会話かもしれません。そしてこういう話で盛り上がり、案外絆が深くなったりするのが旅の面白さであったりもする気がする。熊本港に着き手続きを行う。「やっぱりレベル高いっすね」「だね」受付の女の人が美人だった。モデルとか出来そうなのになぁ。。。

船の中ではお互いに今まで行った所の写真などを見せ合っていたらすぐに長崎の島原に着いた。不安だった船酔いも一切無し。雲仙普賢岳に少し興味はあったけれど、彼の予定もあるし、自分も早く長崎に行きたいので、島原港から普賢岳の周りを通って一気に西の長崎へドライビング。長崎の道の印象は、アップダウンがかなり多い。真っ直ぐ走っていても下がって~、上がって~、また下がって~、んで上がっての繰り返し。中々それもドライブコースとしては面白いし悪くない。もう1つの印象は、島原~長崎では畑が結構多かった。今まで九州で見たこと無かったはずはないが、数が多いんだろう。目についた。そして「あ~!手伝って働いてみたい!」というのと、明らかに何かが判っているのに「それなんですか?何してるんですか?」と話しかけて「食べてみるけ?」と採れたて食材を頂いてみたいという気持ちがモリモリ沸いてきた。さすがに乗せて貰っているのでそれは出来なかったけど、今後どこかで必ずやろうと決めた。

一時間ほどして、長崎へ到着。長崎と言えば、、、ちゃんぽん!中華街があったので(横浜だけだと思ってたので結構ショックだった)そこの蘇州淋という所で食す。連れてきて下さったお礼だと、何とかお返し出来た。そこでイケメンさんとはお別れ。本当にありがとうございました。

さて、こっからどうしようと。中華街から長崎駅まではそれなりに距離がある。取りあえずトイレで大をして、友人の彼女にも何故か大をした事を伝え(丁度メールしてたので)、その友人に(彼氏)「俺の彼女に何を言うとんねん」と突っ込まれ、スッキリしたので歩いて行く事にした。
すると10分程して、教科書にも必ず出てくる「出島」の観光施設があったので、入る事に。中の様子は~きっとウェブアルバムで見てもらうのが早い(笑)貿易やら時代背景やら、小さい頃と違い見れる深さが変わっていたので、こういう事で出島の役割やら世界の貿易やら東インド会社やらがあったのか~と凄く面白かった。昔と今で、やっぱりビジネスや商売の根本は変わっていない。蘭学の「深みもあるし、それが現代に非常に活きている事も実感する。ただ、いつも思うのは昔の人達はよくもまぁ外国の人たちとコミュニケーションを取れたもんだと感心する。
と、そんな事より出島で一番面白かったのは高校時代の同級生に電話して話した事。高校の時に長崎から大阪に出てきた奴だったので、ずっと出身を覚えてた。長崎までの距離感や良い所教えて貰おうかなとTEL。昔のアホな話しして久しぶりに涙流して笑ってしまった。んで、今日記見てて凄い応援してくれてるって言っててむっちゃ嬉しかった。「大阪来たら建物高すぎて、ホンマに目がくらんだ」と言った友達を「そんなアホな。大げさやなぁ~」って言ってバカにしてたけど、、、やっぱり大げさだった。だって、自分の印象的に長崎都会やし(笑)1000万ドルの夜景とか言われてますしね。まぁ何にせよ、ありがとヤマモ。

そっから20分~30分ほど歩いたか?長崎駅に到着。栄えてるなぁ~と。九州はyou me town(夢タウン)という大型ショッピングモールが沢山あるねんけど、当然長崎駅にもあり。お洒落アパレルブランドなども多数あり。うむむ、取りあえず情報集める為に、今日はユースホステルに泊まるかと「ゑびすユースホステル」へ。そしたらそこのオーナーのおじさんがかなりの情報通。沢山教えて貰った。中でも、日本三大夜景で1000万ドルと言われる長崎「稲佐山」からの夜景を、船に乗って見るというのは秀逸なプランだった。わずか1000円で伊王島という所へ船で行き、温泉に入って、帰ってこれる。稲佐山はいつか旅行で来た時にでも見れるし、今は一人旅。地元の人がそっちのが良いと薦めるのだしそれに従おうと船着場へ。

行きは夕暮れに沈むマジックアワーの中で長崎の街を海から眺める。風が少しずつ涼しくなってきて船のデッキに立てば上を羽織りたくなるくらい。適度な潮風を感じながら微かな磯の匂いと共に、停泊している船や遠めに見える島を眺める。途中下をくぐる女神大橋はその名の通り美しかった。伊王島に到着し、辺りは暗くなっている。フェリーの時間の都合上1時間しか入れなかったがそれでも十分。塩分やミネラルが豊富で肌がすべすべになる泉質。広くは無いけれど温泉の種類も豊富。何より、露天から遠くに見える1000万ドルの夜景がワクワクさせる。「あぁ~これから風呂上りに船に乗って、あの夜景を海から眺めるのか~」。

かなり焦ったが、無事乗船。伊王島(観光してないけど実は結構良い所らしい)を離れて、長崎へ。行きに通った女神大橋をくぐるともう夜景が見えている。アップダウンの激しい長崎の地形は、夜の灯りを山肌に這わせてくれるので夜景が映える。神戸も傾斜の大きな坂が多いが、長崎のそれは遥かに凌駕するらしい。確か坂の数が30倍か90倍という数字がどっかに書いてた。山の上からの夜景は何となく想像出来たけど、船の上からは想像よりも良かった。夜景自体は綺麗だけれど驚く程ではない。やけど、徐々に夜景に近づいていく感じ、潮風を受ける感じ、波飛沫の音、船のエンジン音、、、それはやっぱり山の上からただ夜景を見るのとはまた違う味わいがあった。

あぁ~良かった。と地上に降り立つと現実に。さぁyou meタウンで食材を、、、とパン屋さんでパンの耳を貰おうとしたら閉まってたので(時間は21時を過ぎてた)、食パンとピーナッツバターのホイップクリームを安く購入し、これからの飢えの対策(笑)。あとビビンバが半額になっていて200円だったので空腹に負けて購入。ユースホステルに戻って食した。

22時になるとオーナーが自分で作った梅酒を宿泊者に振舞ってくれた。談話室で皆で談笑。こういう所のコミュニケーションは何か温かいし面白い。この繋がりがどうなるかなんて判らないけれど、変に何も考えていないから普通に生きているよりもすぐに相手との距離感が近くなる。そこにあるのは目の前のこの人達はどんな人たち何だろうという好奇心だけ。それで面白い人が居たらよりテンションがあがる。談笑も終わり、部屋へ。僕はWEBサイトの更新作業をしながら同室の人と少し話した。色んな話が面白かったけれど、「遺骨回収」というのをやっているという事が自分の中で一番衝撃だった。現在まだなお、先の大戦で戦死した多くの人々の遺骨がそのままになっている。それを回収して供養したりご家族、知人に届けたり回っているというもの(だったと思う)。※内容については各々検索して下さい。
正直自分は勉強不足でそんなものがあるというのは知らなかったし、本当に色んなボランティアが世の中にはあって、人それぞれの「誰かの為に」という思いを実現する形は沢山あるんだなぁ~と思った。人はいつか自分の使命に気づくときが来るらしい。尊敬するすこし禿げた上司が昔言ってた。そしてその使命はその人にしか出来ない事で、自分個人の為の自利的なものではなく、往々にして「誰かの為に」という他利的なものであるらしい。

人はその使命に気づく為に生き、その使命を全うする為に命を燃やす。というのが、カッコいいな~と文章を書きながら想い考えててんけれども、人が生きるというのはどういう事なのか。死ぬという事はどういう事なのか。また、少しくらい深く考えてみようかなと思った。そういうきっかけがあると自分の毎日が少しずつ色濃くなっていく気がするから。

横を見るとその人は酒が程よく周り、気持ちよく寝ていた。少し作業を続けた後、自分も布団に入ってその日を終えた。

◎撮影ボランティア:本日3名/旅でのトータル382名 
◎代弁ボランティア:本日0名/旅でのトータル4名

【涙は心のスイッチ 米田真介】


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