2009.05.13長崎と佐賀にて

同い年との出逢いと呼子の透明イカ

今日のphoto
写真フレーム

展海峰。デカシュー。呼子のイカ。元旅人。

接点があって、共通点があって。


インフル流行ってますね。過剰な気もしますが、専門家ではないので軽く見てしまうのかもしれません。気をつけるに越した事はありませんので、皆さんちゃんと対策して下さい。心配です。そして僕は徐々にそのインフルに近づいている...マスクいるかな。。。

では、本編。

アメリカンな部屋で目を覚まし準備を整える。ジーンさんが佐世保駅まで送って下さるとの事。ありがたいなぁと思っていたら、奥さんの真弓さんからある包みを手渡される。お弁当!!「おにぎりとちょっとしたもの入れといたからお腹減ったら食べてね」と。朝は出発も結構早かったのに、、、朝ご飯も用意して食べさせてくれたのに、、、グゥの音も出ませんでした。ただただ感謝と尊敬をするばかり。和の心、最高。弁当って良いよな~。めっちゃ好きや!なぜなら…って語ろうとしたけど長くなるから省略。昨日よりも慣れた感じでジーンさんと英語で会話。あっという間に佐世保駅に到着。「君の旅が素晴らしいものになるように。気をつけて」とジーンさん。カッコいい~と思いながら、「Thank you so much!(むちゃんこありがとうございます)」と言って別れた。

駅からはバスで展海峰という所へ向かった。…ところがバスに揺られて数分後。眠っていて、気がつけば終点の障害者施設みたいな所まで来ていた!!「あれ!?ここどこっ!?」と焦った。目的地から何個か過ぎた駅だった。実は前日HPの更新で寝たのが4時半くらいだっけな。そら寝てまうわと思いながら、早速運転手さんに交渉。何とかお金を行き道分だけで、目的の駅まで連れてって貰える事に。

目的の展海峰に着くと、朝が早いこともあるのか自分1人。ちょっとした展望台を登ると九十九島が一望できる。天草で見た島々の景色とも違う、何とも美しい景色が広がっている。きっとここは夕陽が沈む頃が絶景だと思う。しかし日本最西端の国立公園はでっかい蜂が多い。展望台に行くまでに何度も耳の横を蜂が通過。その度、ビクッと避けるチキン米田。蜂恐い人は、気をつけて。
そんなこんなしてると1人の男性と出逢う。24歳で同い年。佐賀県は鳥栖(とす)という所から結構な距離がある、この展海峰まで1人で来ていた。彼(瀬戸口さん)はどうやら現在の仕事、やっている事に未来が無い、本当にそれが自分のやりたい事なのかという迷いと悩みがあった。同い年 ということ、また、自分とは状況が正反対である事から話がかなり盛り上がった。九十九島を眺めながら、海から山をなでる風を受けながら1時間程は話していただろうか。 瀬戸口さんは、「米田さんのお陰で、少し気持ちが楽になった」と言った。心の底から嬉しかった。自分も上手く感情の表現が出来ないから、冗談を言って嬉しい気持ちを伝えた。つもり(笑)。良いのかな~と思いつつ瀬戸口さんにお願いしてみた。「僕、佐賀県の呼子というイカで有名な所に行きたいんですが連れてって貰えますか?」。そこから一日行動を共にする事に。※見てるか!?やまも!金銭的、時間的に無理だと思っていたが、人間やれば出来るぞ!!

長崎の展海峰から佐賀の呼子まではゆうに60km以上はある。車で行っても1時間半以上はかかる所。しかも結構辺鄙な所。よくも引き受けてくれたもんだと思い、お返しを考えた。そう言えば、、、と閃く。先日ワンセグで見たひみつのケンミンSHOW(これで情報収集してる笑)で長崎の佐世保に有名なジャンボシュークリーム屋があると言っていたのでそこへいく事に。長崎県民なら誰でも知っているらしい。「蜂の家」というお店。時間が早く、一度店を出てプラプラするも、何とかありつける。そのジャンボシューは黒蜜をかけて召し上がる。召し上がるというのは最初の方はデカイのでフォークで中をすくって食べるからだ。中からはゴロゴロと果物が出てくる。あま~い!うま~い!甘い物好き、お菓子好きの自分には溜まらない一品です。最後の方はむさぼり食いました。瀬戸口さんも喜んでくれていて良かった。

呼子へ向かうまでに沢山色んな話をした。全く尽きる事が無かった。今日初めて会った人とどれだけ話す事があるんだと思う人もいるかも知れないが、実は初めて会うからこそ沢山話す事があるとも言える。なぜならお互いの事を全く知らないからだ。話していて色んな共通点が出てきたがその中でもお互いの中で、きっと一番のHITは祖父母の話だろう。そのありがたさをお互いに語り合う。ここまでは誰でもある話しだが、僕達には面白い共通点があった。

それは、、、祖父母が亡くなりその家が資産分配の為などに売りに出された。自分としては小さい頃から、おじいちゃん家・おばあちゃん家に遊びに行く、親戚で集まるといった想い出が詰まった場所。幸か不幸か、その家には買い手が見つかる。どれくらいか経って、色んな物事に想いを馳せる年齢の頃、その想い出の場所へ足を運ぶ、、、すると、そこには、、、もう知らない家族の明かりが灯っていた。この時の胸を締め付けられる感覚を何と表現すれば良いのかわからない。「切ない」だけでは物足りない。何とも言えず苦しくて涙が出て、1人嗚咽を漏らしてしまう。外観は昔と全く変わらないのに。でもその中に入ることは絶対に出来ない。聞いた事も無い幸せそうな家族の声と自分が目にしていた内装とは違うであろう様子が伺える。想い出までもが亡くなってしまった気がして、色んな想い出が頭をよぎる度、胸の締め付けは一層強くなった。

そんな共通点がある人、こんな気持ちを共感できる人なんて滅多に居ないから、2人の繋がりは短時間で非常に強いものへと進化していった。呼子に着いて、適当に歩いていると、島田紳助さんの番組で旨いと絶賛された商品がたまたまあった。店に置いてもすぐに売り切れで、取り寄せは数ヶ月待ちの代物らしい。米軍基地で真弓さんとも話していたからこれは買い!と購入。いつか次にお世話になる人にお渡ししようと思った。そこから、メインのイカの姿造りが食べられる店へ。長崎出身の友達(やまも)が、呼子のイカを食べたら、今までの常識を覆されると言っていた。今まで食べてたイカはなんやったんやろうと。さて、どんなもんかとテーブルに出てくると、、、確かにビビッた!!新鮮なイカは透明なのです。スーパーで見る白いイカはイカじゃありません(笑)。一発目はイカのゲソの踊り食い。「うわぁ~なんじゃこりゃ~~!」その後は透明イカの刺身を食す。これまた旨い。シコシコもするがコリコリもする。いつも食べるイカはシコシコした食感しかない。さらにイカしゅうまいやらイカ団子の揚げあんかけやら、旨いもの尽くし、、、そして、極めつけはイカの天ぷら。(刺身で残った分を天ぷらにしてくれるんです!粋や!!)いやぁ~姿作りセットで2500円くらいで高いと思っていたが、まぁ納得のお値段でした。※この時はまだ車の修理代がいくらか判っていなかった為、食べてしまったのでした。

その後、満足したら今度は瀬戸口さんが吉野ヶ里遺跡の方まで連れてって下さると!!ちょうど帰り道にあるのでという事で向かう。しかし残念ながら、時間が17時を過ぎていた為、閉まっていた。ここで降ろして貰って野宿しようかと考えたが、あまりにも何も無い為、この際ここに近いし、鳥栖(とす)という瀬戸口さんの住んでる町まで一緒に行くことに。瀬戸口さんとは別れたくなかったが、駅にて記念にパシャリ。彼は新たな道へ踏み出す為、颯爽と帰っていった。さぁどっか寝るところ探そうとフラフラウロチョロ歩いているとメールが。車に傷をつけてしまったお母さんからだ。修理代を必ず教えて下さいとお伝えしていたので、送ってくださった。金額を見てビックリ!!一瞬目が眩んだ(笑)。アメリカ人並みのリアクションだったかも知れない。まさか、車とはそんなにも高額な費用が必要なのか、、、と自動車会社を恨んだ。傷はそんなに深いダメージではないと思っていただけにやられた。旅の終わりをちょっと意識した。だけど、お母さんは無駄な出費にも関らず、僕に半額で良いと言ってくださった。しかし、元より全額払う覚悟だったし、自分は色々とご厚意を受けたにも関らず、無駄な時間と手間、精神的ダメージをかけさせてしまった事に対しての誠意なので当然全額お支払いした。

旅の事は何とでもなるし、人間やったら出来るという信念の元、新たに動き始める。今日は駅で寝ようと思い、駅でPCで作業してたら、1人の男性に声を掛けられる。「旅してるの?」彼(吉満さん)は僕より1つ上の25歳。過去に自転車で旅をした経験がある。そういう人達はやっぱり気になるみたいだし、引き寄せあうようだ。少し話した後に彼が言った言葉「今日は家に泊まる?」。捨てる神あれば拾う神あり。人生はやっぱりアップダウンのあるものなんだろうと思う。彼はちょうど東京から帰って来た所。遠距離である彼女さんに会って、プロポーズをして戻ってきた所だった。そんなお疲れと凄いタイミングの中、何かスミマセン!と思ったが、その幸せオーラを分けて貰おうとも思った(笑)。家に着くとギターが沢山。久しぶりにギターを触って、吉満さんと少しだけ一緒に弾いて歌を歌った。吉満さん歌上手かったな~。彼は疲れていたようで、眠りについた。僕はまたPC作業をして早朝に眠った。今日逢った2人とも何故かスピッツ好きだったな~という変な共通点に笑いながら。

◎撮影ボランティア:本日3名/旅でのトータル408名 
◎代弁ボランティア:本日0名/旅でのトータル4名

【涙は心のスイッチ 米田真介】


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20090513_長崎展海峰_佐賀呼子